ベツレヘムの戸籍調査
●エピソードは聖書から来ています。ろばに乗っている女性はマリア様です。ろばを曳いている男性は大工のヨセフです。このヨセフが持っている大工道具などもこのブリューゲルの時代のものなんです。つまり聖書の中のエピソードを使いながらも、その素材はその時代のものなのです。こちらは長男のものです。父の作品をコピーしたものです。



・ルーベンス・・聖母被昇天
●イタリアの特徴を取り入れるとともに古い手法も取り入れています。一番判りやすいのは対角線構造です。それゆえに動きがあるのだそうです。私たちはこのような絵は見ていますのでそんなに驚きませんが、当時ルーベンスの絵を始めてみた人は衝撃を受けたと言われています。劇場の一場面を見ているようになっています。動きがあるわけです。