聖血礼拝堂
●右の角の建物は「聖血礼拝堂」です。12世紀にフランドル将軍が入れ物に入れた「聖物」を持ち帰りました。最初は1階建ての建物でした。ここに「聖血」があることにより段々信者が増え、建物が大きくなりました。
●1階は800年前のロマネスクスタイルの建物です。キリストの血が入っているクリスタルは色々調べた結果12世紀のものだということが証明されました。中身は調べてはいけません。エレサレムから12世紀にここに来てから明けた事はありません。15センチくらいのものです。中は調べてはいけません。信者さんにはキリストの血が入っていること信じています。「宗教は理解する事ではなく、信じること」なのです。
●古い飾りは1300年前の木造のものです。ペリカンの鳥がくちばしを開けて求めています。これはキリストが、食べ物飲み物がなくなった時、自分の胸を切って血を流し与えたとの話と連結しています。毎週金曜日に信者の前に「聖物」を出して見せてくれます。
●市庁舎では毎週土曜日に結婚式があります。場所代は無料です。15分くらいで終わります。
●ベルギーでは離婚率が46%くらいあります。だから結婚しない人が多いです。もし結婚しなくて共同生活をしたら、旦那さんが亡くなっても、財産とか年金は奥さんのものになりません。
●ここは、マルク広場から移された「魚市場」です。今は少ないです。毎日朝の8時からやっています。この建物は魚関係のギルドですが、今はチョコレート屋さんになっています。
●今わたっている橋は、ブリュージュで残っている一番古い橋です。石で出来ています。
●ブリュージュは広場が多い街です。広場は外国人の仕事の集合場所でした。ここは皮製品の市場でした。皮のなめし産業はベルギーでははやっていませんでした。ここでは市場だけです。建物の窓に皮のなめしのレリーフがついています。皇帝は都を移動して設置していました。ブリュージも人気がありました。非常に豊かな時代で、遊びの時代でした。例えば、ブリュゴーニのフィリップ公爵が、3回目の結婚をした時、2週間くらいお祭りをしました。地元の人のために広場の噴水を、水の変わりに赤ワインを入れていました。当時上流階級の人は「白ワイン」でした。自分とか招待者には白ワインを飲みました。そんな訳で2週間一般の人のために噴水に赤ワインを入れて飲み放題でした。
●左は1430年と書いていますのでその時代の建物である事が判ります。今はレストランです。