モダーヴ城
●このお城はジヤン・マルシャンが増築したものです。1655年から1673年まで続きました。正面や外壁、間取り、装飾などが新しく作りかえられ
まし。しかしこのお城の歴史はもっと古く、現在もお城のあちらこちらに見られます。ですが11世紀の文献が語る最初のお城や、1233年にリエージュの市長がかたるモダーブの要塞の跡は全く残っていません。
●「青のサロン」
マルシャン伯爵による増築の部分に位置します。17世紀大きな屋敷は、いくつものアパルトマンに分割されていました。モダーヴ城もその例に漏れず、1階と2階に3つのアパルトマンがありました。一つは壮麗な迎賓用で、もう一つは快適な居住用です。居住用アパルトマンとは1人の人が自分用に用いるものです。一階ではマルシャン伯爵の夫人「マリード・バルザック・ダンドレーグ」クレルモン女公爵のアパルトマンと彼らの息子「ジャン・フェルデナンド・マルシャン」グラビル伯爵のアパルトマンをご覧いただきます。