小便小僧
●それでは小便小僧の方にまいります。
●皆さんいますか?。ジプシーの人がいますがお金を上げないほうが良いですよ。1人にやるとあっこっちから沢山の人が寄ってきて怖くなります。あの人にやったから私にも、と来るんですよ。間違っている方法ですよね。
●今街にいるゴッホは商売ですから。写真撮影するとお金とられますよ。

●さてこちらが小便小僧です。1619年にジュケノアと云う彫刻家が作ったものです。この像は何回も盗まれ、戻ってくるのですが傷ついていたりした訳です。1970年くらいに盗難にあい、運河に捨ててあったのです。これでは困るとなり、ここに代わりの像を立て、本物は王の家市立博物館に保管されています。フランスの兵士がいたずらで持っていった時には、王様がごめんなさいと洋服を着せて戻しました。それ以来、沢山の洋服が寄贈され、世界で一番の洋服持ちといわれているのです。700着以上あり博物館に展示されています。時々このように着せ替えられています。今日はメキシコの服です。日本の物もあり、柔道着桃太郎の服一式もあります。この水は生活用水だったわけです。水道が普及するまでこの近所では使用していたものです。今小便小僧が立っている背景の家は、14世紀にはここに建っていたようです。なぜ小便小僧かと云うとイタリアのルネサンスの頃に、モチーフとして好んで作られたものです。男であればおしっこを、女であればおっぱいから水を出した形のものだったようです。市に担当者がいて洋服交換などしています。